茶葉の等級 その1
紅茶の分類方法に等級(グレード)というものがあります。
等級と聞くと、紅茶の味や香り、品質などによる分類と思われがちですが、品質には全く関係なく、茶葉の大きさや形よって分類されています。
まず、大きく茶葉のとれる部位によって分けられます。
上の部分から順にまとめていきましょう。
◆フラワリー・オレンジ・ペコー(FOP)
先端部分の新芽(チップ)をフラワリー(F)と言い、このチップを多く含むほど上質な茶葉となります。
フラワリーとは香りが花のようであることを意味し、等級の最初にFをつけて表示します。
チップの質や量によって、さらにTGFOP(ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)、そのまた上のFTGFOP(ファイネスト・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)という上級グレードがあります。
◆オレンジ・ペコー(OP)
その下にある、チップの次に若い葉のことを言います。
茶葉は細長くよじった大きな葉ですが、葉肉の厚みはありません。
◆ペコー(P)
OPの下の部位にある葉のことを言います。
太めでOPほど長くもなく、葉肉も厚めになります。
◆ペコー・スーチョン(PS)
Pよりも下にある葉のことを言います。
茶葉は太く短めになります。
◆スーチョン(S)
PSの下にある葉の事を言います。
茶葉は太く、丸められ小さくなります。
多くは増量用の茶葉として使われています。
オレンジ・ペコーという名称が付いていますが、果物のオレンジとは関係ありません。
この、部位による分類とは別に加工方法によっても分けられ、その双方の組み合わせによって紅茶のグレードが区分されていきます。
茶葉の等級 その2
茶葉の加工方法によっても分けられます。
茶葉をそのままの大きさで加工したフルリーフ(F)、細かくカットしたブロークン(B)、さらに細かくカットしたファニングス(F)、これよりも細かく粉条にしたものがダスト(D)、さらにその下にCTCと呼ばれる方法があります。
部位と加工法を組み合わせのよって紅茶のグレードは区分されます。
例えば、FOPを細かくカットしたものはFBOP(フラワリー・ブロークン・オレンジ・ペコー)と呼ばれます。
簡単に区分をまとめていきます。
・BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)は、OPの茶葉をカットし、ふるいにかけて2〜3mmの大きさにそろえたものです。
形が小さい分、フルリーフのものより抽出時間が短くなります。
・BP(ブロークン・ペコー)、BPS(ブロークン・ペコー・スーチョン)は、それぞれPとPSを細かくカットしたものです。
どちらも、やはり短い抽出時間ですみます。
・BOPF(ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス)はBOPをカットしふるいにかけた時に下に落ちた茶葉です。
水色は薄くなりますが、抽出時間が短縮されますので主にティーバッグ用に使われます。
・D(ダスト)は粉状にもので、抽出時間が極めて短いため、多くはティーバッグに用いられます。